志人 Zymolytic Human ~ 発酵人間 ~

 

Artist : 志人

Title : Zymolytic Human ~ 発酵人間 ~

Release : 12.03.14

Format : CD

Triune Godsリリース後の2011年夏に再びカナダ-モントリオールへと渡った志人from降神(TempleATS)。

現地でのライブや共感したアーティスト達とのセッションの果てに外国の観客を日本語で沸かす彼の音楽家としての才能に魅了されたモントリオールのミュージシャン達は面白いことが起こると確信した。
もはや志人の前に国境は無い。彼はまだ誰も成し得た事の無い道を進もうとしている。 

本作に迎えたトラックメイカーは志人がモントリオールで最も魅了されたというグループHeliodromeを筆頭に(日本からの提供曲一曲を除き全て)モントリオールの音楽家達である。
モントリオール滞在中に生活を共にした志人と彼らのコンビネーションは抜群。

” 自然生 〜何処へにも行かず此処で踊れ〜”ではy.plとEricGingras(Heliodrome)による宇宙を念わせるFreeJazz変則beatの上 を志人は完全に乗りこなし、更に詩的世界も奥深く、深化した志人の世界観が完成している。不自然に身を任せた人間へ自然の側から警鐘を鳴らす様な作品に仕 上がっている。

カナダから持ち帰り、志人が惚れ込んだ日本のとある”村”にて制作したという「狐の嫁入り」では志人の恐ろしいまでの情景描写の才が光る。神話の世界に潜り込んだかの様な世界観には圧巻。
y.plとEricGingras(Heliodrome)が本作品も楽曲を手掛けているが、不思議な事に志人の詩が乗ると、純和風の神話世界へ誘われる。上記二曲だけでも志人の近年の恐ろしいまでの深化が伺える。

“一物全体〜輪廻転生・生命流転〜”では、国境を越えた狂気の問題作が完成。

日 本からT.Contsu(Temple ATS)aka Mongoika&DJ KENONEが90年代アングラHIPHOP感漂うビートとスクラッチで参加。 ミキシングではYAMAAN(TempleATS)が協力。海外の凄腕のMC-bleubird(Triune Gods)を筆頭に,Thesis Sahib, Jesse Dangerouslyらとマイクを回すHIPHOPマナーに則ったDOPEな曲となった。食と命をコンセプトに基づいた作品。

“遺稿 改 生こう 〜腐敗地獄・陰〜”というポエトリーリーディングは、志人自身が自殺を考えた時期に書かれた良い知れぬ念を感じる詩である。生気を抜き取られる様な深く押し黙った声からは死へと赴こうとする暗黒世界への導きが示されるが…やがて…。

” 人間復興〜蘇・黄泉帰り〜”ではなんと楽曲のproduceをKID KOALA(NINJA TUNE)が担当。そしてスクラッチでは最早生きる伝説であるQ-Bertが参戦。いくつもの奇跡の上で制作された「人間復興」はKID KOALAのメタリックでヘビーなビートをQ-Bertのスクラッチと志人の詩が切り開き、それぞれの表現方法で全世界へ向けて力強いエールを送る。

微生物EPに収録され、別次元の詩世界を展開したSally Paradaise制作”満月 ~La pleine lune~”を収録。ミキシングではYAMAAN(TempleATS)が協力。
まるで仏教の経典を聴いている様な錯覚に陥る程、曼荼羅の様に繊細で綿密なる言語感覚はまるでマントラを聴いているかの如く、瞑想と覚醒の間を言葉が泳いで行く。

“身土不二〜恐悦至極・陽〜というポエトリーリーディングでは志人自ら作曲も手掛ける。 一度は死をも考えた人間が、「生きている」のではなく「生かされている」のだと気付いた時に.. 果たしてどんな事を気付かされたのか…。

再 び路上で出会ったSally Paradaiseと志人は”満月 ~La pleine lune~”の続編ともいえる”新月〜心の宇宙〜”という曲も制作。志人とSally Paradaiseの合い言葉であり、彼等のコンセプトは「コズミック」。いかに宇宙と交信するかである。Sally ParadaiseならではのLo-Fi beat にメロディアスな音の空間を木霊するかのように鳴り響く志人のボーカルが想像力を刺激し心の宇宙へと連れて行く。

ミキシングではYAMAAN(TempleATS)が協力。 

Eric Gingras (Heliodrome)とは、志人がモントリオールでの共同生活中に一発録音した”忘れな草〜ひっそり ゆっくり じっくり ぐっすり〜”を収録。彼等の修行とも思われるストイックな生活の中に産まれた瞑想音楽。

フォー キーな音楽性が持ち味のシンガーソングライターSnailhouseは”道〜たまゆら〜”で志人の「歌」を叙情的に仕上げ、「たまゆら」という言葉が示さ れる通り、ほんのひと時の合間、一刹那を愛でる志人の音楽家としての、歌い手としての優しさに満ちた作品が完成した。

Triune GodsのScott Da Rosは「遺稿 改 生こう」「身土不二」から成るポエトリーの連作を幾つものサウンドエフェクトで支え、その世界観に更なる深みを持たせた。

またScottとスタジオエンジニアのVid Cousinから成るプロデューサーチーム Deadly Stare は、本作最後の収録曲”発酵人間〜回帰〜”では、さながら映画音楽、壮大なスケールのサウンドを組み上げている。
“自然と不自然を見極め、腐敗せずに発酵していくような道”を行く旅人達の背中を押す様に心を奮わせるこの曲は本作のキーポイントでもあり、ラストを締めるトラックに相応しい。

(※収録曲の内、”満月 ~La pleine lune~”以外は 全ての楽曲を2011年に制作。)

歌詞カードの写真は 志人が世界で最も尊敬する写真家 Junku Nishimurra氏が担当。
まるで写真集、詩集の様な仕上がり。
Junku Nishimura氏の作品の数々はどれも想像力を観る者達に委ねる芸術作品そのものである。

Triune Godsや微生物EPを経た志人の今と、最先端のアーティストが集まる芸術の街-モントリオールが生み出した作品の完成。
本アルバムには今回のモントリオールでの滞在を、志人自らが執筆した冊子も付属予定。(初回限定)
彼がそこで何を見て、何を経験したのか。自然、音楽、人と真摯に向き合い続ける志人の豊かな人間性があふれ出た必見の一冊。

「Zymolytic Human ~発酵人間~」 此処に歴史的作品が完成した。

トラックリスト

1.自然生 ~ 何処へにも行かず此処で踊れ ~

作詞 志人

作曲 y.p.l / Eric Gingras

 

2.狐の嫁入り  ~ 神様が棲む村のうた ~

作詞 志人 作曲 y.p.l / Eric Gingras

 

3.一物全体 ~ 輪廻転生・生命流転 ~

作詞 志人、Jesse Dangerously、Thesis Sahib、bleubird

作曲 Mongoika スクラッチ  DJ Ken-One

 

4.遺稿 改 生こう ~ 腐敗地獄・陰 ~

作詞 志人

作曲 Scott Da Ros

 

5.人間復興 ~ 蘇・黄泉帰り ~

作詞 志人

作曲 Kid Koala スクラッチ DJ Qbert

 

6.満月 ~ 中庸  ~

作詞 志人

作曲 Sally Paradise

 

7.身土不二 ~ 恐悦至極・陽 ~

作詞 志人

作曲 Scott Da Ros / 志人

 

8.新月  ~ 心の宇宙 ~

作詞 志人

作曲 Sally Paradise

 

9.忘れな草 ~ ひっそり ゆっくり じっくり ぐっすり ~

作詞 志人

作曲 Eric Gingras

 

10.道 ~ たまゆら ~

作詞 志人

作曲 Snailhouse

 

11.発酵人間 ~ 回帰 ~

作詞 志人

作曲 Deadly Stare

 

 

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